祖母の手仕事2020年12月06日

その昔は何でも自分で作るのが当たり前で、明治生まれの祖母は、色んなものを手作りしていました。

①春は山へゼンマイなどの山菜を採りにいき、翌日に干しゼンマイを。
②梅の季節になると、黄色に色付いた大梅で梅干しを。
③夏には畑でたくさん採れる茄子で漬物や干しナスを。
④秋は渋柿で干し柿を。
⑤冬は畑のかぶらで「かぶらずし」を。
⑥その他にも、キュウリや瓜の粕漬け、などなど、、、

他には、夏の風が通る日、家の前の木と木に紐を張り、箪笥の中の着物をほとんど出して虫干しをしたり、
残ってもう食べられないご飯で糊をつくり、掛布や敷布に糊付けをしたり、
秋の涼しい日には、布団の綿の入れ替えや、新しい布団作りをしていました。

これらの事を農作業の合間に、当たり前の事としてやっていました。

雨が降り、農作業も何もできない日は、祖母の大事な「お針箱」が登場します。
そして、破れたものの繕いや、たまに自己流で直線断ちの自分の服を作ったりしていました。

何もしてない姿を見たことがありません。
いつも何かしらしていて、手を動かさないと寂しいと言っていました。

今、雑誌などで若い人の自然思考の暮らし方が紹介されたりして、(なんかいいなぁ)と思ったりするのですが、それはすっかり忘れてるけど、昔、祖母がやっていた暮らし方そのものなのです。

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