肉屋のコロッケ2020年11月18日

子供の頃、「今日もコロッケ、明日もコロッケ・・・これじゃ年がら年中、コロッケ、コロッケ・・・」とか言う歌が流れると、

(へぇ〜、都会ってコロッケが毎日だと不満なんだ!私は毎日コロッケだったらいいのに、、、)と、羨ましく思ったものでした。

農家の我が家の食事は明治生まれの祖母が作る畑で採れた野菜のおかずと、魚好きの祖父がほぼ毎日買ってくる魚と決まってました。
夏はなすの煮物、キュウリの酢の物、冬は大根と里芋の煮物、白菜やネギと魚の炊き合わせ、焼き魚か煮魚みたいな(子供は嫌いな)献立が多かったように思います。

そんな我が家の食卓にもたまには肉屋で買ってきたコロッケが登場することがありました。
そんな時は物凄く嬉しかったものです。
コロッケの他には、コロッケの中にゆで卵が入ったまん丸な「スコッチエッグ」と言うのもあって、私はそっちも大好きでした。

コロッケは買ってきた熱々を子供だけはオヤツに食べたりもしました。
その肉屋さんのコロッケの美味しかった事!ジャガイモが甘くて、カリカリした食感が最高でした。

たまに道の駅とかで「美味しいコロッケ」ののぼり籏に釣られて買っても、記憶の中のあの美味しさに出会った事はまだ1度もありません。