卵 ― 2023年12月15日
先日夫がとあるところでブランド卵を2パックもらって帰ってきました。
卵さえあれば色んな料理が出来る。
今では簡単に買ったり貰ったり出来る卵だが、、、
昔、卵は貴重品で、1個が15円くらいしたと思います。
卵が食べられるのはほぼ風邪を引いた時で、お粥に卵と決まってました。
たまに戸棚に2、3個あったりしたら、「食べていい?」と聞いていた記憶があります。
母方の祖母の家には鶏小屋があり、鶏を飼っていました。
5、6羽くらいだったと思いますが、日中は外に出され、庭をウロウロする飼い方でした。卵は鶏小屋以外でも産むので、″コケコッコー″の声が聞こえたら、鶏がウロウロしてる辺りの草むらを探しました。
今売っているパック入り卵では滅多にない双子の卵もわりとあり、サイズが大きく、先が尖っていたりすると、
「当たりだー!」
と喜んで割ってました。
卵さえあれば色んな料理が出来る。
今では簡単に買ったり貰ったり出来る卵だが、、、
昔、卵は貴重品で、1個が15円くらいしたと思います。
卵が食べられるのはほぼ風邪を引いた時で、お粥に卵と決まってました。
たまに戸棚に2、3個あったりしたら、「食べていい?」と聞いていた記憶があります。
母方の祖母の家には鶏小屋があり、鶏を飼っていました。
5、6羽くらいだったと思いますが、日中は外に出され、庭をウロウロする飼い方でした。卵は鶏小屋以外でも産むので、″コケコッコー″の声が聞こえたら、鶏がウロウロしてる辺りの草むらを探しました。
今売っているパック入り卵では滅多にない双子の卵もわりとあり、サイズが大きく、先が尖っていたりすると、
「当たりだー!」
と喜んで割ってました。
リンゴ入りポテトサラダ ― 2023年11月22日
子供の頃、ポテトサラダの日は、必ずマヨネーズとハムを買いに行かされました。
マヨネーズは一回使い切りの小さいものを、ハムは量り売りの物を買うのです。
何故ならその頃まだ家には冷蔵庫がなく、保存する事ができないので、その日食べる分だけの材料を買うのが普通でした。
(近所の家には上下に扉が付いた木箱の上側に氷を入れて使う冷蔵庫がありましたが、我が家にはそんなのもなかったです)
じゃがいもは家の畑で作っているので沢山あります。
ポテトサラダの日は大きな鍋でじゃがいもをどっさり茹でてました。
潰したじゃがいもに畑で採れたキュウリと買ってきたハム、そして必ず【リンゴ】を入れるのです。
今だったら、「ポテトサラダにリンゴ?えーっ!」と言われそうですが、昔は当たり前で、甘酸っぱい味とシャキシャキ感がとても美味しいのです。
しかし、当時いつも家にリンゴがあるはずもなく、多分、リンゴのある時にポテトサラダを作ったのでしょう。
まだ母が生きていた頃、実家に行くと「ポテトサラダにでも入れなさい」と言ってよく貰い物のリンゴをくれました。母の中では【リンゴ入りポテトサラダ】こそがポテトサラダだったのです。
今、スーパーで時々お惣菜のポテトサラダを買いますが、りんごが入ってた事は一度もありません。
マヨネーズは一回使い切りの小さいものを、ハムは量り売りの物を買うのです。
何故ならその頃まだ家には冷蔵庫がなく、保存する事ができないので、その日食べる分だけの材料を買うのが普通でした。
(近所の家には上下に扉が付いた木箱の上側に氷を入れて使う冷蔵庫がありましたが、我が家にはそんなのもなかったです)
じゃがいもは家の畑で作っているので沢山あります。
ポテトサラダの日は大きな鍋でじゃがいもをどっさり茹でてました。
潰したじゃがいもに畑で採れたキュウリと買ってきたハム、そして必ず【リンゴ】を入れるのです。
今だったら、「ポテトサラダにリンゴ?えーっ!」と言われそうですが、昔は当たり前で、甘酸っぱい味とシャキシャキ感がとても美味しいのです。
しかし、当時いつも家にリンゴがあるはずもなく、多分、リンゴのある時にポテトサラダを作ったのでしょう。
まだ母が生きていた頃、実家に行くと「ポテトサラダにでも入れなさい」と言ってよく貰い物のリンゴをくれました。母の中では【リンゴ入りポテトサラダ】こそがポテトサラダだったのです。
今、スーパーで時々お惣菜のポテトサラダを買いますが、りんごが入ってた事は一度もありません。
ヤギ ― 2023年11月18日
子供の頃、隣の家ではヤギを飼っていました。
(隣と言っても田舎の事、かなり離れたお隣でしたが)
日中は小屋から田んぼに出されていたので、学校の行き帰りに、ヤギを見つけるとそこら辺に生えている草を取って食べさせたりしてました。
ヤギが紙を食べると言う歌が本当か確かめたくて、紙もやってみましたが、それは流石にたべませんでした。(ヤギさんごめんなさいね)
たまにヤギに子供が生まれました。
「ヤギの赤ちゃん産まれたよ」と聞くと、隣の家のヤギ小屋に飛んで行き、ずーっと眺めていました。
生まれたての赤ちゃんヤギはまだ弱々しいのですが、しばらくしてお母さんヤギと一緒に田んぼに出される頃になると、ピョンピョン跳ねる姿の可愛らしい事!田んぼの中に天使がやってきたと思いました。
赤ちゃんが産まれるとお乳がでます。
お隣に頼んだあった様で、朝、所定の場所に置いてあるバヤリースオレンジの瓶に入ったミルク2本を取りに行くのが子供の仕事でした。
ミルクと言えば牛乳が主流ですが、昔はヤギのお乳も普通に飲んでいました。
ヤギのお乳は飲むと青臭い感じがしましたが、今となっては懐かしく思い出されます。
(隣と言っても田舎の事、かなり離れたお隣でしたが)
日中は小屋から田んぼに出されていたので、学校の行き帰りに、ヤギを見つけるとそこら辺に生えている草を取って食べさせたりしてました。
ヤギが紙を食べると言う歌が本当か確かめたくて、紙もやってみましたが、それは流石にたべませんでした。(ヤギさんごめんなさいね)
たまにヤギに子供が生まれました。
「ヤギの赤ちゃん産まれたよ」と聞くと、隣の家のヤギ小屋に飛んで行き、ずーっと眺めていました。
生まれたての赤ちゃんヤギはまだ弱々しいのですが、しばらくしてお母さんヤギと一緒に田んぼに出される頃になると、ピョンピョン跳ねる姿の可愛らしい事!田んぼの中に天使がやってきたと思いました。
赤ちゃんが産まれるとお乳がでます。
お隣に頼んだあった様で、朝、所定の場所に置いてあるバヤリースオレンジの瓶に入ったミルク2本を取りに行くのが子供の仕事でした。
ミルクと言えば牛乳が主流ですが、昔はヤギのお乳も普通に飲んでいました。
ヤギのお乳は飲むと青臭い感じがしましたが、今となっては懐かしく思い出されます。
味噌作り ― 2023年11月11日
昭和の食卓といえばご飯に味噌汁が定番。
当然、味噌の消費はすごく多かったと思う。
我が家では味噌は味噌屋さんから買っていたのだと思うが、
一度だけ、家で作っていたのを見た記憶がある。
味噌作りは朝から始まり、我が家の一大イベントみたいだった。
大きな鍋で豆を煮、何処かから借りてきた豆潰しの機械で煮た豆を潰すと、穴からうどんのようにぐにゅっと出てきたのがとても面白く感じた。
子供だった私には、その時光景は頭の中に写真のように残り忘れられない記憶となっている。
その後どういう風に味噌になったのかは全くわからないが、、、
以前NHKの「やまと尼寺精進日記」でお味噌作りの場面があった。その時にテレビに映ってた豆を潰す機械が昔見た物とおなじように見えて、
「これこれ!この機械」と思わず独り言言ってた。
当然、味噌の消費はすごく多かったと思う。
我が家では味噌は味噌屋さんから買っていたのだと思うが、
一度だけ、家で作っていたのを見た記憶がある。
味噌作りは朝から始まり、我が家の一大イベントみたいだった。
大きな鍋で豆を煮、何処かから借りてきた豆潰しの機械で煮た豆を潰すと、穴からうどんのようにぐにゅっと出てきたのがとても面白く感じた。
子供だった私には、その時光景は頭の中に写真のように残り忘れられない記憶となっている。
その後どういう風に味噌になったのかは全くわからないが、、、
以前NHKの「やまと尼寺精進日記」でお味噌作りの場面があった。その時にテレビに映ってた豆を潰す機械が昔見た物とおなじように見えて、
「これこれ!この機械」と思わず独り言言ってた。
猫 ― 2023年10月07日
子供の頃、我が家の茶の間は裏庭に面して戸が全部開け放せる造りだった。
その裏庭にほぼ毎日、昼と夜、(たまに朝も)三毛猫がやってきた。
ちょうどご飯を食べる時間になると、どこからともなくやってきて、ちょこんと座って何かを貰うのを待っている。
本当に、毎日毎日やって来た。
どこの猫なのか誰も知らなかったが、あまりにも毎日やってくるので、家の者全員いつの間にか自分の家の猫なのでは?と思っていて、祖父が「サン」と命名して「サン、、、サン、、、」と呼んでいた。(三毛猫→さんけ猫→サン)
ところがある時から突然やってこなくなり、みんな「どうしたんだろう?」と心配していた。
が、、、その時猫の正体が判明した。
隣のおばさんから「うちの猫が子供を産んだ」という話を祖母が聞いてきて、その時初めて隣の家に猫がいることを知って、よくよく聞いたら毎日やってくる三毛猫のサンが隣の猫だと分かった。
田舎のこと、隣と言っても500メートルは離れているから猫がいるなんて知らなかったのだ。
そしてサンが突然来なくなったのは子育てで忙しくしてたからだと分かった。
そしてそして、我が家で「サン」と呼んでた猫の本当の名前は「たま」だか「たまこ」かどっちかだった。
それを聞いた我が家の反応は
「え〜〜〜!たま?絶対『サン』だよ、だって『サン』って呼んだよってくるモン!」
そりゃそうだ、呼ぶときは必ず何かをやっていたから。
その裏庭にほぼ毎日、昼と夜、(たまに朝も)三毛猫がやってきた。
ちょうどご飯を食べる時間になると、どこからともなくやってきて、ちょこんと座って何かを貰うのを待っている。
本当に、毎日毎日やって来た。
どこの猫なのか誰も知らなかったが、あまりにも毎日やってくるので、家の者全員いつの間にか自分の家の猫なのでは?と思っていて、祖父が「サン」と命名して「サン、、、サン、、、」と呼んでいた。(三毛猫→さんけ猫→サン)
ところがある時から突然やってこなくなり、みんな「どうしたんだろう?」と心配していた。
が、、、その時猫の正体が判明した。
隣のおばさんから「うちの猫が子供を産んだ」という話を祖母が聞いてきて、その時初めて隣の家に猫がいることを知って、よくよく聞いたら毎日やってくる三毛猫のサンが隣の猫だと分かった。
田舎のこと、隣と言っても500メートルは離れているから猫がいるなんて知らなかったのだ。
そしてサンが突然来なくなったのは子育てで忙しくしてたからだと分かった。
そしてそして、我が家で「サン」と呼んでた猫の本当の名前は「たま」だか「たまこ」かどっちかだった。
それを聞いた我が家の反応は
「え〜〜〜!たま?絶対『サン』だよ、だって『サン』って呼んだよってくるモン!」
そりゃそうだ、呼ぶときは必ず何かをやっていたから。
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