クリスマスの思い出2020年12月05日

今年も早いものでもう12月、師走になりました。

年末の一大イベントである「クリスマス」は60代の私の子供時代でも既に普通に存在していました。

保育園や幼稚園で「クリスマスツリー飾り」や、保護者も交えた「クリスマス会」があった事で一般家庭にも浸透していったのだと思います。

しかし、我が家の「クリスマス」というのは、クリスマスツリーもホームパーティーも無縁の、
【年に一度 ケーキを食べられる日】と、
【運が良ければプレゼントを貰える日】でした。

クリスマスケーキは父が勤めている会社で取りまとめて注文してました。
夕方になると、父の帰りを首を長くして待っているのですが、ケーキよりお酒の父はマイペースで、絶対に一軒飲み屋に寄ってからでないと帰ってこないのが毎年でした。

ようやく帰ってきた父がケーキの箱を持っているのを見た時はホッとしたものです。
何しろ田舎には和菓子屋はあってもケーキ屋なんて一軒もなく、日頃ケーキは滅多に食べられないお菓子だったのですから。

小学校低学年の頃までは一緒に住んでいた叔母達から、紙製のキラキラした靴の中にお菓子の入ったクリスマスブーツや人形のプレゼントを貰いました。
父の兄妹にとって、姉と私は家に初めて生まれた子供だったので、可愛がられたのだと思います。

近所の仲良しの子は誰も貰ってなかった時代、クリスマスブーツはとても嬉しかった思い出です。

中のお菓子を食べ終わっても、紙の靴だけはボロボロになるまで大事に置いて眺めていました。

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