保育園の記憶、その①2020年10月04日

我が家は農家だったので農繁期になると家中忙しくて子供の事など構ってはいられません。
私には三つ年上の姉がいるのですが、姉が赤ちゃんだった頃は【つぶら】と言う藁で編んだ円形の入れ物にスッポリ入れられ、泣こうが喚こうが、休憩で母が戻ってくるまではお乳がもらえなかったそうです。私も入ったのか聞いた時、母が記憶が無いと言ってたので、多分3歳の姉がその役を担わされていたのかもしれません。

姉が保育園に通うようになると、農繁期には私は姉の通う保育園の季節保育に預けられました。
それまで家から出た事もない3歳の私は、姉の居るお教室の隅っこの机に座らされ、不安いっぱいだった事でしょう。微かに覚えているのは、大きな机でクレヨンと画用紙を渡され絵を描いていた事です。
そして、お絵描きに飽きてくると不安感が押し寄せ、姉のそばに行き、「○○ちゃん、お家帰ろう!お家帰ろう!」と泣きべそをかいて先生やお友達を困らせていたそうです。(これは母の後日談)

因みに、姉が入れられていた【つぶら】は現代では形を変え、猫用の【猫ちぐら】とか【猫つぐら】とかいうものがあるようです。一度ネット販売されているのを見たのですが、¥20000〜¥30000位、なかなかのお値段でした。

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